【世界遺産検定4級講座】ロス・グラシアレス国立公園|アルゼンチンの氷河絶景
南米アルゼンチン・パタゴニア地方に位置するロス・グラシアレス国立公園は、世界でも屈指の氷河景観を誇る自然遺産です。
代表的なペリト・モレノ氷河の崩落シーンは世界的に有名で、地球規模の氷河活動と独自の自然環境が評価されています。4級では所在国・登録年・区分・代表氷河の名前を押さえれば得点につながります。
博士!ロス・グラシアレスって名前が難しくて覚えにくいんだけど…
スペイン語で「氷河たち」って意味なんだよ。つまり「氷河国立公園」と覚えるとスッキリするはずだよ。
登録のキホン(4級ここだけ)
- 所在国:アルゼンチン共和国(パタゴニア地方)
- 正式名:Los Glaciares National Park
- 区分:自然遺産
- 登録年:1981年
- 評価基準:(vii)(viii)
氷河景観の特徴
公園全体は約7,000㎢もの広大な範囲を誇り、大小さまざまな氷河が存在します。
その中でもペリト・モレノ氷河は観光客にもっとも人気で、巨大な氷の壁が湖に崩れ落ちる迫力ある光景が見られます。
また、ウプサラ氷河やスペガッツィーニ氷河も知られ、氷河湖と合わせて幻想的な風景を作り出します。
氷河って溶けて小さくなっているんじゃないの?
世界的にはそうだけど、ペリト・モレノ氷河は安定的に前進を続けている珍しい氷河なんだ。そのために氷河崩落が頻繁に見られるんだよ。
自然環境と生態系
公園はアンデス山脈の東側に広がり、雪と氷が蓄積して形成された氷河が大地を削り、湖や谷を形づくってきました。
低地には草原のようなパタゴニアのステップが広がり、グアナコやアンダースの鳥類が生息します。
湖では透き通った青色の氷河湖が見られ、特にアルヘンティーノ湖は南米最大の湖の一つです。
試験に出やすいポイント
- 国名:アルゼンチン(南米パタゴニア地方)。
- 区分:自然遺産。
- 登録年:1981年。
- 代表的氷河:ペリト・モレノ氷河。
- 意味:ロス・グラシアレス=「氷河たち」。
「氷河たち」って意味を知ったら覚えやすくなったよ!
その調子。4級では名前・国・代表氷河をセットで覚えるのがコツだよ。
保存と課題
気候変動の影響で多くの氷河が後退傾向にあります。ペリト・モレノ氷河は例外的ですが、長期的には温暖化の影響を免れないと考えられています。
観光客の増加も自然環境への負荷を与えており、持続的な観光管理が課題となっています。
4級「ここ出る!」最終チェック
- 正式名:ロス・グラシアレス国立公園
- 所在国:アルゼンチン(パタゴニア)
- 登録年:1981年
- 区分:自然遺産
- 代表:ペリト・モレノ氷河
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