【世界遺産検定4級講座】世界遺産の登録が多い国はどこ?まったくない国もあるの?

4級対策

世界遺産の登録が多い国と少ない国

世界遺産の登録件数は国によって大きな差があります。世界遺産検定4級でも頻出の「登録数ランキング」と「なぜ差があるのか」をセカ丸とイクロム博士が会話形式で解説します。

 

博士〜!国によって世界遺産の数が全然違うって聞いたんだけど、本当なの?
本当だよ。2025年時点のデータでは、世界遺産の登録件数はイタリアと中国がトップクラスなんだ。逆に登録数がごく少ない国や、まだゼロの国もあるんだよ。

世界遺産の登録が多い国ランキング

やっぱり有名な国が多いのかな?ランキングを知りたい!
最新の目安では、上位はこんな感じだよ。

  • イタリア:約59件(文化遺産が圧倒的多数)
  • 中国:約57件(文化・自然・複合がバランスよく存在)
  • ドイツ:約52件
  • スペイン:約50件
  • フランス:約49件

これらの国は長い歴史や豊かな文化遺産を持ち、かつ世界遺産条約に早くから加盟するなど、ユネスコの活動に積極的だから多いんだ。

登録が少ない国・ゼロの国

逆に少ない国ってどんなところなの?
世界には1件だけの国まだ登録ゼロの国もあるんだ。
例えば太平洋の小さな島国や、内戦で文化財保護が難しい国などは登録が少ない傾向にある。
登録ゼロの国としては、例えばクウェートやエリトリアなどが知られているね。

なぜ国によって差があるのか?

でもどうしてこんなに差があるの?国の広さの問題?
面積の大きさだけじゃなく、次のような要素が関わっているんだ。

  • 歴史の長さ:古代文明や王朝の興亡を経験した国は文化遺産が豊富
  • 地理的多様性:山岳・砂漠・海岸など多様な自然がある国は自然遺産が登録されやすい
  • 国の姿勢:ユネスコに積極的に推薦を出す国は件数が伸びやすい
  • 政治・経済的安定:調査や保護活動が可能な国であることが重要

だから広い国=登録数が多いとは限らないんだよ。

検定での覚え方と出題傾向

世界遺産検定4級では、詳細な数字を暗記する必要はないけれど、上位国と傾向を覚えておくと得点につながるよ。

  • イタリアと中国は世界遺産大国
  • ドイツ・スペイン・フランス・イギリスなど、ヨーロッパの主要国も登録数が多い
  • 登録が少ない国やゼロの国も存在する
  • 差が生まれる理由は「歴史・自然・姿勢・安定性」

これを押さえておけば、試験でも安心だね。級が上がっていくと、この部分をもうすこし深堀りしていく必要が出てくるから、まずは基本的なところをしっかりおさえよう。

まとめ:世界遺産の数は「国の歴史と姿勢」を映す鏡

なるほど!件数ランキングを覚えるだけじゃなくて、なぜ差があるか理解するのが大事なんだね!
その通り。件数は単なる数字じゃなく、その国の歴史・自然環境・ユネスコへの関わり方を映しているんだ。
世界遺産を学ぶことは、国そのものを理解することにもつながるんだよ。

本記事は世界遺産アカデミー(WHA)認定講師であり、世界遺産検定マイスターが監修しています。

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