【世界遺産検定4級講座】世界遺産の数は何件あるの?文化・自然・複合別に解説

4級対策

世界遺産の数は何件?文化・自然・複合別に解説

2025年時点の目安件数を基に、世界遺産の総数と文化・自然・複合の内訳をセカ丸とイクロム博士がやさしく解説。毎年の登録で変動するため、UNESCO公式での確認リンクも併記します。

 

博士〜!世界遺産って全部でいくつあるの?文化遺産や自然遺産って分け方もあるみたいだけど、いまいちわからなくて…。
いい質問だね、セカ丸。2025年現在の目安では、世界遺産は約1,248件。内訳はおおよそ文化:972件/自然:235件/複合:41件だよ。毎年の委員会で増減するから「およそ」で覚えるのがポイントだ。

文化遺産がいちばん多い理由

どうして文化遺産がそんなに多いの?
人類の歴史や建築、都市景観など人の営みが残る場所は世界中にたくさんあるからだよ。ピラミッド、古代都市、城や寺社など、候補が豊富なんだ。

自然遺産は「地球そのもの」の価値

自然遺産は少なめなんだね?
自然遺産は地形・生態系・景観など自然の価値が基準。グランド・キャニオンやガラパゴス諸島のように、地球の歴史や生物多様性を示す場所が該当するよ。文化より数は少ないけれど、科学的にも保全上も重要性が高いんだ。

複合遺産はレア:文化+自然の両立

複合遺産ってやっぱり珍しいの?
うん、文化基準と自然基準を両方満たす必要があるから件数は少ない。代表例はマチュ・ピチュの歴史保護区。インカの遺跡(文化)とアンデスの自然(自然)が一体となって価値を生んでいるんだ。

件数はなぜ変わる?―登録・危機・削除

数が動くって、どういうときに変わるの?
毎年の世界遺産委員会で新規登録が決まるから増える一方、保護状況が悪化すると危機遺産に指定されたり、改善しなければ削除されることもある。
だから常に最新件数は公式ページで確認しよう。

検定4級での覚え方のコツ

数字を丸暗記するより、次のイメージで覚えよう。

  • 総数は約1,200件台(年ごとに変動)
  • 文化が最多・自然は少なめ・複合はさらに少数
  • 代表例とカテゴリをセットで覚える(例:屋久島=自然、姫路城=文化、マチュ・ピチュ=複合)

試験では「傾向」と「分類の理解」が得点に直結するよ。

カテゴリ別の特徴まとめ

カテゴリ 中身 件数の目安 代表例
文化遺産 人類の歴史・建築・都市景観など 約972件(最多) 姫路城、ピラミッド、古都京都
自然遺産 地形・生態系・景観など自然の価値 約235件 屋久島、ガラパゴス、グランド・キャニオン
複合遺産 文化+自然の双方の価値 約41件(希少) マチュ・ピチュ ほか

まとめ:数字より「意味」を理解しよう

なるほど!文化が多くて、自然と複合は少なめ。まずは「だいたいの規模感」と特徴を押さえればOKだね!
その通り。件数は毎年動くから、UNESCO公式での最新確認を習慣にしよう。
数字より大切なのは「なぜその価値が世界みんなの宝物なのか」を理解すること。検定も旅行も、ぐっと面白くなるよ。
本記事は世界遺産アカデミー(WHA)認定講師であり、世界遺産検定マイスターが監修しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました