世界遺産検定4級講座｜姫路城を白鷺城と呼ぶ理由

真っ白な漆喰の壁と優美な姿から「白鷺（しらさぎ）城」と呼ばれる姫路城。世界文化遺産として登録され、日本を代表する城郭建築の美しさと技術を今に伝えています。この記事では「白鷺城」と呼ばれる理由と、その背景にある歴史や構造を会話形式でやさしく解説します。

博士！姫路城って「白鷺城」って呼ばれてるけど、どうしてそんな名前なの？

いい質問だね、セカ丸。姫路城が「白鷺城」と呼ばれるのは、その純白の漆喰（しっくい）で塗られた壁と、翼を広げた白鷺（しらさぎ）のような優雅な姿に由来しているんだよ。

漆喰の白さが生み出す美しさ

白い壁って特別な意味があるの？

姫路城の白壁は漆喰という素材で塗られている。これは美しいだけじゃなく、防火や防腐の効果もあって実用的なんだ。
つまり、美しさと実用性を兼ね備えた工夫なんだよ。

「白鷺」って鳥の白鷺だよね？城とどう関係してるの？

その通り。姫路城は、天守や櫓（やぐら）、塀が連なる姿がまるで白鷺が羽を広げて舞い立つように見えるんだ。
だから人々はその優美な姿を「白鷺城」と呼ぶようになったんだよ。

白い姿は昔からずっと同じなの？

基本的には変わっていないよ。ただし修理や塗り直しによって漆喰の白さは保たれているんだ。
特に平成の大修理（2009〜2015年）では白壁が一新され、再び「真っ白な白鷺城」の姿を取り戻したんだよ。

世界遺産になった理由も「白さ」なのかな？

白さだけじゃなくて、城郭建築の完成度の高さが評価されたんだ。
姫路城は1609年に現在の姿が整い、天守や曲輪、堀、門などがほぼ完全に残っている。
その保存状態の良さと美しさが、1993年に世界文化遺産として登録される決め手になったんだ。

4級試験で姫路城が出るときの重要ポイントはこれだよ。

この4点を押さえておけば、得点につながりやすいよ。

なるほど！白い壁と美しい姿が「白鷺城」って呼ばれる理由なんだね。単に見た目がきれいなだけじゃなくて、防火や歴史的価値もあるんだ！

その通り。姫路城は美しさと実用性を兼ね備えた、日本を代表する城郭建築なんだ。
世界遺産検定では「白鷺城」という別名をしっかり覚えておくといいね。